業務改善推進チーム編:若手エンジニアOJT研修レポート-その12

みなさまこんにちは。新人エンジニアのサブレです。2023年2月に入社し、現在テクノロジー&ソリューショングループ付で研修中です。

当社の若手エンジニア向けOJT研修では、以下のチームをローテーションします。12週目の今回は業務改善推進チームです。

  1. 運用チーム 研修完了!
  2. 勘定系チーム 研修完了!
  3. 情報システムチーム 研修完了!
  4. システムリスクチーム 研修完了!
  5. 金融犯罪対策室 研修完了!
  6. 口座管理チーム 研修完了!
  7. 為替・資金チーム 研修完了!
  8. インフラチーム 研修完了!
  9. フロントチーム(バンキングフロント) 研修完了!
  10. 情報系チーム 研修完了!
  11. IT企画・管理チーム 研修完了!
  12. 業務改善推進チーム
  13. 企画チーム

「改善」という課題:ユーザーの声を活かす努力

当社では、社内システムを自社で開発し、運用しています。システムは社内の事務部門などがユーザーとして利用するため、納品後も常にその動作を目の当たりにします。そして、ユーザーの要望も身近に感じることができます。

社内からは納品後の改善や新しいシステムの構築など、様々な要望が寄せられます。エンジニアのリソースやコスト面から、すべての要望に即応したり、100%理想的なシステムに作り替えることが難しい場合でも、様々なツールを使って業務効率を向上させることは可能です。

業務改善推進チームは、そうした業務ニーズに応え、改善していく役割を担っています。

OJT研修レポート-その12:業務改善推進チーム編

業務改善を行うためには、課題を見つける力と解決シナリオを作る力が必要…という方針の実践型のOJTで、下記の二つを満たすものを一週間で作る内容でした。

  1. 日常業務の中から課題を見つけ、Power AutomateもしくはPower Automate Desktopを用いて、解決する
  2. 成果物と、それに伴う報告資料を作成し、報告会を行う

初日では業務改善の概要とPower Automateについて座学で学び、企画書をつくり始めました。報告資料は企画書・テストケース・効果測定資料などが含まれます。実務上でも、開発前後には決裁や効果測定のフローが入るため、実務により近い経験ができました。

当社ではMicrosoft社のOffice365を採用しています。そのためPower Automateは一番身近なRPA(業務自動化)ツールです。ノーコードでの実装はポチポチとボタンを押したり、ドラッグアンドドロップでフローを作ることができたり、手元ですぐに成果物を確認出来るので、ものづくりって楽しい!と改めて実感しました。

本当にその作業は「必要」か?

この課題は仮説を立てるところから取り組みましたが、実際にやってみると筋が悪かったり、改善の的の大きさが十分でなく、効果が期待できなかったりと、業務改善という仕事の奥深さを痛感することとなりました…。

企画書のレビューでチーム長から「本当にその作業は必要?」という質問を受け、厳しい指摘かと思いました。しかしよく考えると、根本的な課題・目的を捉えていない作業や提案は、チーム長からの問いに明確に答えることが難しいことに気付きました。単に既存の業務を置き換えるだけの提案は、「必要ではないかも…」と感じさせることもあります。

アクションを起こすだけでは表面的な業務改善にしかならず、コスト削減や業務削減、効率化を実現させるには深く、真摯に課題に向き合う必要性を感じ、業務改善の奥深さに気付きました。

とは言え一週間でやり切れる範囲で…と考えると、安直な方向に流れていきそうになったり、改善インパクトが十分じゃないかも…と思ったりしましたが、強い気持ちで進めました。

先頭に立ってアンテナを張る

業務改善の専門チームがあり、なおかつエンジニア主導でプロジェクトを進めているのは、当社の強みと言えるかと思いますが、業務改善推進チーム頼りになってしまう側面もあります。

当社は銀行で、各パートナー(社員)が高い専門性を持つ領域を担当しています。専門領域への集中や、習慣化した業務は、改善の余地に気付きにくい側面があります。

業務改善推進チームでは、それぞれが改善の機会を見つけ、理想に近づくよう日々努力しています。また、効果的な情報収集や発信など、実務だけでなく人を動かすスキルを身に着けていく必要性も、研修を通じて感じました。

ChatGPT活用レポート-その9

実は社内でAI活用を推進しているのは、今回研修を行った業務改善推進チームです!

当社はいわゆる事務作業の割合も多く、AIで自動化して事務作業の業務改善を実現するという視点から、業務改善推進チームがAI活用をリードしています。

例えば、郵送された書類の処理を手作業からシステム化するために、AI機能を搭載したOCRを導入するなど、様々な取り組みを行っています。

そのため、チームメンバーによるChatGPTについての研修も開催されています。初期のころは、プロンプトについて理解を深める研修があり、対話しながらVBAを実装するハンズオン研修も開催しました。

このような活動を経て、ベテラン行員が「ChatGPTってすごいなー!」と楽しみながらAIを活用している姿を見ると、微笑ましくもありますが、当社のVisionでもある、「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」を、年齢関係なく推進している当社のマインドも感じました。

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ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回は企画チームでのOJT研修レポートをお届けします。
次回更新をお楽しみに!

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