みなさまこんにちは。新人エンジニアのサブレです。2023年2月に入社し、現在テクノロジー&ソリューショングループ付で研修中です。
当社の若手エンジニア向けOJT研修では、以下のチームをローテーションします。12週目の今回は業務改善推進チームです。
- 運用チーム 研修完了!
- 勘定系チーム 研修完了!
- 情報システムチーム 研修完了!
- システムリスクチーム 研修完了!
- 金融犯罪対策室 研修完了!
- 口座管理チーム 研修完了!
- 為替・資金チーム 研修完了!
- インフラチーム 研修完了!
- フロントチーム(バンキングフロント) 研修完了!
- 情報系チーム 研修完了!
- IT企画・管理チーム 研修完了!
- 業務改善推進チーム
- 企画チーム
「改善」という課題:ユーザーの声を活かす努力
当社では、社内システムを自社で開発し、運用しています。システムは社内の事務部門などがユーザーとして利用するため、納品後も常にその動作を目の当たりにします。そして、ユーザーの要望も身近に感じることができます。
社内からは納品後の改善や新しいシステムの構築など、様々な要望が寄せられます。エンジニアのリソースやコスト面から、すべての要望に即応したり、100%理想的なシステムに作り替えることが難しい場合でも、様々なツールを使って業務効率を向上させることは可能です。
業務改善推進チームは、そうした業務ニーズに応え、改善していく役割を担っています。
OJT研修レポート-その12:業務改善推進チーム編
業務改善を行うためには、課題を見つける力と解決シナリオを作る力が必要…という方針の実践型のOJTで、下記の二つを満たすものを一週間で作る内容でした。
- 日常業務の中から課題を見つけ、Power AutomateもしくはPower Automate Desktopを用いて、解決する
- 成果物と、それに伴う報告資料を作成し、報告会を行う
初日では業務改善の概要とPower Automateについて座学で学び、企画書をつくり始めました。報告資料は企画書・テストケース・効果測定資料などが含まれます。実務上でも、開発前後には決裁や効果測定のフローが入るため、実務により近い経験ができました。
当社ではMicrosoft社のOffice365を採用しています。そのためPower Automateは一番身近なRPA(業務自動化)ツールです。ノーコードでの実装はポチポチとボタンを押したり、ドラッグアンドドロップでフローを作ることができたり、手元ですぐに成果物を確認出来るので、ものづくりって楽しい!と改めて実感しました。
本当にその作業は「必要」か?
この課題は仮説を立てるところから取り組みましたが、実際にやってみると筋が悪かったり、改善の的の大きさが十分でなく、効果が期待できなかったりと、業務改善という仕事の奥深さを痛感することとなりました…。
企画書のレビューでチーム長から「本当にその作業は必要?」という質問を受け、厳しい指摘かと思いました。しかしよく考えると、根本的な課題・目的を捉えていない作業や提案は、チーム長からの問いに明確に答えることが難しいことに気付きました。単に既存の業務を置き換えるだけの提案は、「必要ではないかも…」と感じさせることもあります。
アクションを起こすだけでは表面的な業務改善にしかならず、コスト削減や業務削減、効率化を実現させるには深く、真摯に課題に向き合う必要性を感じ、業務改善の奥深さに気付きました。
とは言え一週間でやり切れる範囲で…と考えると、安直な方向に流れていきそうになったり、改善インパクトが十分じゃないかも…と思ったりしましたが、強い気持ちで進めました。
先頭に立ってアンテナを張る
業務改善の専門チームがあり、なおかつエンジニア主導でプロジェクトを進めているのは、当社の強みと言えるかと思いますが、業務改善推進チーム頼りになってしまう側面もあります。
当社は銀行で、各パートナー(社員)が高い専門性を持つ領域を担当しています。専門領域への集中や、習慣化した業務は、改善の余地に気付きにくい側面があります。
業務改善推進チームでは、それぞれが改善の機会を見つけ、理想に近づくよう日々努力しています。また、効果的な情報収集や発信など、実務だけでなく人を動かすスキルを身に着けていく必要性も、研修を通じて感じました。
ChatGPT活用レポート-その9
実は社内でAI活用を推進しているのは、今回研修を行った業務改善推進チームです!
当社はいわゆる事務作業の割合も多く、AIで自動化して事務作業の業務改善を実現するという視点から、業務改善推進チームがAI活用をリードしています。
例えば、郵送された書類の処理を手作業からシステム化するために、AI機能を搭載したOCRを導入するなど、様々な取り組みを行っています。
そのため、チームメンバーによるChatGPTについての研修も開催されています。初期のころは、プロンプトについて理解を深める研修があり、対話しながらVBAを実装するハンズオン研修も開催しました。
このような活動を経て、ベテラン行員が「ChatGPTってすごいなー!」と楽しみながらAIを活用している姿を見ると、微笑ましくもありますが、当社のVisionでもある、「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」を、年齢関係なく推進している当社のマインドも感じました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回は企画チームでのOJT研修レポートをお届けします。
次回更新をお楽しみに!
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