みなさまこんにちは。新人エンジニアのサブレです。2023年2月に入社し、現在テクノロジー&ソリューショングループ付で研修中です。
当社の若手エンジニア向けOJT研修では、以下のチームをローテーションします。十週目の今回は情報系チームです。
- 運用チーム 研修完了!
- 勘定系チーム 研修完了!
- 情報システムチーム 研修完了!
- システムリスクチーム 研修完了!
- 金融犯罪対策室 研修完了!
- 口座管理チーム 研修完了!
- 為替・資金チーム 研修完了!
- インフラチーム 研修完了!
- フロントチーム(バンキングフロント) 研修完了!
- 情報系チーム
- IT企画・管理チーム
- 業務改善推進チーム
- 企画チーム
チーム構成とシステム構成
以前OJT研修で体験した勘定系チーム同様、情報系は名前からはどのような業務を請け負っているのか想像するのが難しいチームです。
フロントチームはバンキングフロントとクラウドフロントで双子のような関係でしたが、こちらの情報系は勘定系チームと兄弟のような関係です。
元々はひとつのチームでしたが、規模が大きくなるにつれて専門性を考慮し2チームに分かれてそれぞれの領域を極める流れとなりました。チームの構成からもシステム内部ははっきりと分かれるのではなく、様々な要素が関わり合いながら出来ているんだなと感じます。
OJT研修レポート-その10:情報系チーム編
情報系チームでは、主に情報の蓄積と帳票化を担当しており、当社のデータの番人のような立ち位置です。銀行ではひとつの取引の過程で様々なデータが生成されます。
そして、為替、デビット、ローンなど提供している機能ごとに取引が発生するため、ばらばらに置いておくと、異なる形式のデータがそれぞれ点在することになります。そのような構成では管理できず使い勝手が損なわれます。これらを集約して蓄積し、管理することで有用なデータとして使用することができるようになります。
蓄積されたデータは、例えば当社の決算など、銀行取引以外の用途にも関わるため、それに向けて加工し、帳票として出力したり、他システムに返したりできるように成型する必要があります。
このように、いわゆるマスターデータを管理し使用できるようにするのが、情報系チームの役割です。開発側だけではなく、「こんな値を取得して分析したい!」とビジネス側からの要望が上がってきたり、様々な部署の方から意見を求められたりと奥深いチームでした。
エンジニアとして襟を正す
研修ではベテランエンジニアに担当いただき、座学やハンズオンだけでなく、調べながら解決する、というエンジニアの基本動作をしっかりと身に着けてほしいという意向を感じるカリキュラムでした。
課題を解いて提出する、というのはなかなか緊張感があるものでした…。このように基本動作を学ぶ中でベテランエンジニアの視座を垣間見ることができ、自己完結の仕事ではなく全体でシステムを作っていることを再認識しました。
例えば、自分さえ分かればいいという姿勢はご法度で、他のエンジニアが見ても明瞭に理解できる状態であること、要望に応える姿勢は大事だが、優先順位をつけて依頼者にも理解いただくこと、そして、常駐し一緒に働く他社の方も含めパートナー(社員)のお手本となるように、ルールを守って働くことなど、小さなゆるみや甘えが、積もり積もって…という事態にならないように気を引き締めていかなくてはなりません。
長いキャリアを考えると、基本動作や周囲に対する配慮の重要性を研修で認識できてよかったなと思いました。
性能改善!
ハンズオンは「実行に1分以上かかるSQLの性能改善に挑戦しよう!」というお題に挑戦しました。お題の内容から、SQLを書き換えるのかぁ…とぼんやり思っていたのですが、本番で動いているプログラムを変えるとなると、書き換えた後に問題が起きないか検証しテストし、その上で実行する必要があります。
このことから、必ずしも性能改善はSQLを書き換えるだけではないと知りました。最終的にはインデックスの効果を思い知ることとなるのですが、学習している範囲ではこれほどのデータ量を扱うことが無かったので驚きの連続でした。
情報系はリアルタイムのデータを扱うのではなく、蓄積された過去のデータを活用します。そのためデータをどんどんさかのぼっていくため、実行時間が長くなることがあります。実行できるだけで終わることはなく、作った後にも様々な課題が出てくるので学びは尽きることがありません。
ChatGPT活用レポート-その7
ChatGPT活用レポート、と言いつつも、レポートを開始したときにはChatGPT一色だった世界も、派生する様々なものが世にあふれてきました。活用、というタイトルからは離れますが、当社内の現状を少しレポートしていきます!
当社内でも様々な生成AIについて使用を検討していますが、便利だからとすぐに飛びつくことはありません。私たちは金融機関であり、セキュリティリスクについては特に感度高く対応しなくてはならないからです。
そのため他社のテックブログなど活用例を見て、羨ましいなーと思うこともありますが、危険性だけを見て使用禁止にするのではなく、ベターなところを探しながら使用しているのは当社の良いところかなと思います。
これからもバランスを取りながら、AIを取り入れる方にシフトしていけたらいいなと考えています!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
次週はIT企画・管理チームでのOJT研修レポートをお届けします。
次回更新をお楽しみに!
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