みなさまこんにちは。新人エンジニアのサブレです。2023年2月に入社し、現在テクノロジー&ソリューショングループ付で研修中です。
当社の若手エンジニア向けOJT研修では、以下のチームをローテーションします。11週目の今回はIT企画・管理チームです。
- 運用チーム 研修完了!
- 勘定系チーム 研修完了!
- 情報システムチーム 研修完了!
- システムリスクチーム 研修完了!
- 金融犯罪対策室 研修完了!
- 口座管理チーム 研修完了!
- 為替・資金チーム 研修完了!
- インフラチーム 研修完了!
- フロントチーム(バンキングフロント) 研修完了!
- 情報系チーム 研修完了!
- IT企画・管理チーム
- 業務改善推進チーム
- 企画チーム
開発のためのリソース管理
前職が事務系でサービス業に近い性質だったこともあり、入社後に初めて「工数管理」や「人月」といった単語に触れるようになり、開発することと管理することは切り離せないのだなと感じたものです。
特に前職では地方の営業所に居たので「上が決めたものが下りてくる」ことが多々ありましたが、当社のような小さくフレキシブルな組織では上や下ではなく、周りと調整して決める規模感であるものの、様々な場面で調整が必要なものがでてきます。
特に人や予算の優先順位をつけるのは片手間でできるものではなく、筋道を立てて交通整理して円滑に進めるのがIT企画・管理チームです。
OJT研修レポート-その11:IT企画・管理チーム編
IT企画・管理チームは、エンジニア組織の中では管理部門的な立ち位置で、購買契約管理や予算管理、業務委託先とのコミュニケーションなどを担当しています。
一見、仕事内容としては経営企画や経理財務の領域では?と思う仕事もありますが、よりエンジニアの近くでリソース管理を行うことで、数字を管理する人ではなくシステムを「創る人」としてエンジニア組織に貢献する意識ができるのではないか、とチーム長の考えを伺いました。
開発したい機能や改善の要望はたくさんありますし、買いたいものや導入したい機器もたくさんありますが、もちろんエンジニアの数にも使える予算にも限りがあります。
そのため優先順位を付けて予算を割り振り開発等に着手することになりますが、IT企画・管理チームがそれを集約して対応しています。それだけではなく、例えば障害発生時の再発防止など、開発後のシステムに関する分析業務なども行います。
このように、エンジニア組織内に調整役を置き集約することで、各エンジニアチームのマネジメントは自身のチーム内の仕事に注力することができ、エンジニアは開発に集中することができます。
有機的な「組織」
IT企画・管理チームではチームやプロジェクト、委託先企業といった粒度の大きい単位で社内を見ています。
社内の多くの部署を回った上で業務を見ると、工数や人月といった無機質な数字と、あの人が頑張っている仕事、あのチームが課題を持っているプロジェクト、といった有機的な情報がリンクして当社という組織に対する知識が底上げされたような気がします。
各チームには一週間という短い時間しか滞在しませんが、それでも実際に業務を見たからこそ、有機的にとらえることができたと感じますし、今後も忘れずに業務に向き合いたいと思います。
「良い仕事」について考える
今回の研修では購買・契約のハンズオンとして、電子印鑑サービスのレクチャーを受けて使用しました。コロナ禍で「印鑑出社」という言葉が使われるほど、紙と印鑑は日本のビジネスで比重が高いものですが、当社ではグループ会社の電子印鑑サービスの利用が推進されています。
かつては当社も印鑑のためにグループ他社へ出向いたり、わざわざ出社したり、といったこともあったそうです。そんな中で担当の方が電子印鑑サービスを実際に使用したことで良さを実感し、もっとみなさんにも使って欲しい!と自ら推進役になったそうです。
「活用レシピ」と称して、使いやすい機能や効率化のヒント、設定方法などを情報共有したり、質問に対応したりと積極的に社内ポータルで発信した結果、現在は電子印鑑サービスの利用率は約78%まで上昇したそうです。
自分が良いと思ったから率先して推進する、というのは「言うは易く行うは難し」ですが、実際に行動を起こしたからこそパートナー(社員)に良さを知ってもらい、多くの取引先のみなさまにもお使いいただくという結果に繋がったのではないかと考えます。
どうしても仕事は目先のことに縛られてしまいがちですが、周囲の皆さんの業務にどのように貢献できるか考えながら自身の業務に向かう姿勢を見習いたいと思いました。
ChatGPT活用レポート-その8
当グループのAI活用もさらに底上げされ、AIリテラシーを問うオリジナルテスト「GMO AIパスポート」がグループ内で導入されました。
ChatGPTの知識はもちろんのこと、どのようにプロンプトを入力して活用するか等、という実用の部分に踏み込んだテストです。エンジニアだけが使えればいい、あるいは記事を作成する広報部門だけが使えればいい、というものではなく、部門問わず全員が実務に取り入れようという機運がさらに高まりました。
エンジニアとしては、周囲のみなさんのAIリテラシーが上がることが嬉しくもあり、危機感もあり、という気持ちです。学びは尽きないですし、周囲に学びの種はたくさんあると痛感しました。
ご興味ある方はGMOインターネットグループのプレスリリースを併せてご覧ください!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回は業務改善推進チームでのOJT研修レポートをお届けします。
次回更新をお楽しみに!
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