みなさまこんにちは。新人エンジニアのサブレです。2023年2月に入社し、現在テクノロジー&ソリューショングループ付で研修中です。
当社の若手エンジニア向けOJT研修では、以下のチームをローテーションします。二週目の今回は勘定系チームです。他のインターネット系サービスでは珍しい領域を学びました。
- 運用チーム 研修完了!
- 勘定系チーム
- システムリスクチーム
- 金融犯罪対策室
- 口座管理チーム
- 為替・資金チーム
- インフラチーム
- フロントチーム
- 情報系チーム
- IT企画・管理チーム
- 業務改善推進チーム
- 企画チーム
銀行ならではの機能、勘定系システム
一般的なインターネット企業は、ウェブサイトやアプリケーションを通じてサービスや情報を提供することに主眼を置いています。
一方、わたしたちのようなインターネット銀行は、金融サービスを主に提供しているため、預金・融資・投資・送金などといった銀行業務をオンラインで行います。その銀行業務を行うメインシステムが、勘定系システムです。
勘定系システムについて簡単にご説明します。
勘定系システムとは、主に金融業務において必要な勘定科目や取引履歴の管理を行うためのシステムです。これらのシステムは、顧客情報、預金口座、融資情報、取引履歴、決済情報などを一元管理します。一般的に、勘定系システムには次のような機能が含まれます。
- 預金口座や融資口座の開設や解約などの顧客管理機能
- 振込や口座振替などの決済機能
- 預金残高の管理機能
- 取引履歴や口座残高の照会機能
これらの機能を正確に、そして安全に提供できるように、セキュリティ対策やシステム運用についても、十分な注意が払われています。
OJT研修レポート-その2:勘定系チーム編
一週目の運用チームに続き、二週目は勘定系チームにて研修を受けました。
データの流れというシステム的な知識と、お金の流れという銀行的な知識の両軸を担うチームだと感じました!そのため、専門的な分野を扱いながらも職人的ではなく、社内の様々な部署と接点を持ち、コミュニケーションを取りながら業務を進めます。
いわゆるフロントエンド/バックエンドのエンジニアというよりは、データのプロという印象でした。ちなみにネット銀行だと、簿記などの会計的な知識は必要なの?と疑問に思い質問してみましたが、「あったら力になるけど、慣れだよ!」とアドバイスをいただきました笑
勘定系チームでの学びをお伝えいたします。
1.知識と業務のつながり
銀行としてのデータは、勘定系チームが担当するサーバーを経由していくため、勘定系を学ぶと、銀行システムの全体像への理解が深まります。初めはデータの流れを把握することに難しさを感じましたが、実際の画面を見せていただきながら学ぶことで、イメージをつかむことができました。
学習を通して、わたしはLinuxコマンドやSQLに苦手意識を感じていましたが、実際の業務で扱うことが分かり、学んできた知識が実際の仕事に活かされていることを確認できました。また、運用チームで学んだ定期リリースなど、別の視点から業務の繋がりを垣間見ることができました。
2.想像力の重要性
銀行業務のデータを管轄しているため、事務系の部署からデータの照合や、システムの操作方法について問い合わせが入ることがあります。「ちょっと教えてください!」と声をかけられることもあり、頼りにされているなぁと感じます。
勘定系チームでは、他部署の方が業務中にどのような疑問を持ったのか、どのようなデータが必要なのか想像しながら回答されていて、システムや業務に対して深い理解と想像力をもって対応することが、このチームでの仕事のコツだなと実感しました。
座学で知識を学んだり、本番環境での作業を見学したり、様々なカリキュラムを組んで頂きました。
また、チームの定例会にも参加し、メンバー同士のコミュニケーションを実感したり、チームの雰囲気も知ることができました。
見て学ぶ大切さ
寿司職人のごとく、先輩方のモニターや手元を見ながら、実際の作業や環境を学びました。エンジニアとしての学びとは別ですが、ベテランの先輩方のモニターをよく見ると、レイアウトやタスク管理など様々な工夫があり、社会人としての学びも多くありました。
ちなみに当社は現在、在宅と出社のハイブリッド勤務なのですが、ミーティングの際にチーム長の愛猫が姿を現すなど、ほっこりする場面も垣間見ることができた研修でした。
以上、勘定系チームでのOJT研修レポートでした。
ChatGPT活用レポート-その2
今回もChatGPTを活用してレポートを書きました。ChatGPTは、いかに良いプロンプト(文章)を渡せるかが肝となってきますが…、なかなか難しいですね。プロンプトでインプットを行うスタイルに、もっと慣れていきたいです。
使い込んでいくうちに、ChatGPTに合わせて人間が変わろうとしている場面が多く、興味深さを感じました。
以前、海外出身の友人から、「日本人はGoogleで検索するときに、文章ではなくて単語をたくさん入れるよね?」と指摘されたことがあります。
確かに英語で検索する場合は、WhatやHowから始まる短文を入れます。しかし日本語だと「銀行 勘定系 エンジニア」というように、助詞を除いた単語羅列型で入れるよなと、文化の違いに感心しました。
ChatGPTでは単語羅列型ではなく、良いプロンプト(文章)を入れた方が良いアウトプットを得られると言われているため、英語で検索するときのような行動や思考に変化したなと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回更新をお楽しみに!
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