エンジニアってにゃんだ?

こんにちは、エバンジェリストのきよごんです。

 

2022年7月26日(火)にTwitterのスペースで、

エンジニアって何をやってるんだろうか、XXXエンジニアっていろいろ聞くけど、

どう違うんだろう?

みたいな謎を解き明かすため、集まったメンバーでアマゾンの奥地へ向かって、語り合いましたので、その結論を整理して共有します。

 

少しでもエンジニアがやっていることの広さ、深さ、大変さをご理解いただいた上で、

エンジニアの奥深さ/おもしろさを感じていただけると嬉しいです。

 

本記事のおすすめ対象者:

・ネコ好きな方

・エンジニアの方

・これから仕事を行う新人の方、エンジニアへの転職を考えてる方

・エンジニアの採用や営業を行う方

 

■ざっくり全体像

以下は、完璧な図ではありません。

会社によって、エンジニアが表している役割や、求められる期待値は異なるため、この図を参考にして、今ここでは、どうなのか?の認識合わせを行うためのDraftとして利用できるとよいと思います。

 

カテゴリ 種類 ざっくり スキル 大変なこと
インフラ ①ネットワークエンジニア ユーザのPC/スマホとサービス用のサーバまでを通信できるようにする。具体的なネットワーク機器は、ルーター、L3、L2など。 ネットワーク設計、構築、障害対応 24時間365日対応、出張対応
  ②サーバーエンジニア サーバの選定(台数、CPU、メモリ、ディスクなど)、OS導入、ミドルウェア導入など OS(windows、Linux)、ハードウェア(マザーボード、CPU、ファン、メモリ、電源、ネットワークカードなど) OS、ミドルウェア(apache、tomcat、hulftなど)、ネットワークなど必要なスキルの範囲が広い。
  ③データベースエンジニア DBMS(Oracle、MySQL、SQLServerなど)の設計、導入など。 データベース設計、設定スキル、ユーザ管理、バックアップ、リカバリなど。 サービスやアプリケーションの理解をした上で、データベースのサイズや、データベース構成を決める必要がある。
  ④セキュリティエンジニア 外から不正なアクセスを防いだり、中から重要なデータが外に出ていくのを防いだりすることを考える。具体的な機器はFW(FireWall)など。 FWの設計、設定スキル データのカテゴリ分け(重要、重要でない)など ログ取得対象/期間を決めるなど。 セキュリティの重要性を経営者に説明し理解してもらう必要がある。 他チームからの要望で夜間対応が必要になることもある。
アプリ ⑤マークアップエンジニア ユーザが最終的に見えるHTML/CSSの静的コンテンツのコーディングなど。 html/cssのコーディングスキル CSSは人によって設計方針が違うなど、人に拠るところが多いため、チームとしての設計方針を決める/理解する必要がある。
  ⑥フロントエンドエンジニア Webデザイナーとデザインを作成、ユーザが最終的に見る画面をHTML/CSS/JavaScriptなどで、動的なコンテンツを設計、開発を行う。 最近ではReactやVue.jsなどのJavaScriptフレームワークが使われている。 Webデザイナーとのコミュニケーションスキル、UIUX設計、開発スキル ユーザ部門の望む姿と、難易度のせめぎあい。
  ⑦バックエンドエンジニア ビジネスロジック(法律起因、サービス起因、社内ユーザ起因など)を考えて開発を行う。 アプリケーション開発の肝となる部分でもある。 Java、PHPなど。 ユーザ部門が行いたいことをロジック化すること。 java等の開発スキル。 ユーザ部門とロジックについて認識合わせをすること
  ⑧スマホアプリエンジニア iPhoneやAndroid端末上で動作するアプリケーションを設計、開発する。 Webデザイナーとのコミュニケーションスキル iPhoneやAndroidのアプリ設計、開発スキル ユーザ部門の望む姿と、難易度のせめぎあい。 iOSとandroidでプログラム言語が異なる。 バージョンアップで仕様が変わる。
  ⑨アプリ導入エンジニア salesforceやSAPなどのサービスを導入&設定&アプリの個別カスタマイズなど。 製品知識、業務コンサルスキル 身につくスキルが製品に特化しがち (ただし顧客業務をよく理解する必要があり、業務コンサルスキルは身につく)
システム運用 ⑩システム運用エンジニア システム運用設計、監視による障害検知、障害暫定対応(インシデント管理)、障害恒久対応(問題管理)、予防保守(windowsupdateなど) Linux/windows操作、ログ解析、アプリチームとのコミュニケーション、経営者への報告スキル 障害対応/メンテナンス対応などで、24時間365日対応をせまられることが多い。技術的なスキルがあまりつかないことも多い(が、システム運用設計ができる人材はレアスキルで、重要。)
社内SE ⑪オフィスインフラエンジニア 会社PCやネットワークが壊れたときの社内ヘルプデスク対応、社内ツールの導入対応など。 windowsPCまわりのトラブルシューティングスキル 社員とのコミュニケーションスキル パソコンに関係しているものは何でもかんでも仕事として放り込まれがち。 (ただし社内ユーザから直接感謝をもらえるいい面もある)
  ⑫自社サービス開発エンジニア 上記記載のインフラ/アプリエンジニアの業務をすべて含む。 新機能企画〜開発、テストや、既存サービスのバグ修正/機能追加など。 上記すべてのスキルを浅く広く。 必要なスキルの範囲が広い。 (業務、サービス、開発すべてに触れることができるという利点もある)
その他 ⑬Webデザイナー コーポレートサイトのデザインや、Webサービス、スマホアプリのデザイン。 全体のデザイン、背景、アイコンのイラスト、ボタン配置等、ユーザの目に触れるものをどうするかを考える人。 デザイン能力、Webアプリケーションの一般的な知識、フロントエンドエンジニアとのコミュニケーション フロントエンドエンジニアとの協業が大変。デザインとして実現したいこと、プログラムとして実現しやすいことが異なるから。 フロントエンジニア側のスキルも得たほうが仕事がしやすくなる。

 

以下はもう少し細かく、インフラエンジニア、アプリエンジニア、社内SE、フルスタックエンジニアの領域を図示しています。

 

インフラエンジニア🐱

いわゆるアプリケーションが動作する土台となる部分を構築したり運用したりするエンジニア。

アプリエンジニア🐱

ユーザの皆さんの目に触れるようなものを作ったり、計算ロジックを実装したりするエンジニア。一般的なエンジニアと言うと、ここを指すことが多いと思います。

社内SE🐱

自社内のエンジニア。もちろんこの中には、インフラエンジニアもアプリエンジニアも含まれますが、上記に書いてきたようにエンジニアの範囲はとても広いです。社内SEはこの広さを求めらます。

 

フルスタックエンジニア🐱

最近流行りのインフラ〜アプリまで作ることができるエンジニア。

足りないメンバーをサポートすることもできるし、新規ビジネスのためのプロトタイプを素早く作ったりできることもあり、重宝がられる人材になりえます。

エンジニアの皆さんはこの領域を浅くでも良いので理解しておくと将来につながる知識になるでしょう。

 

上記のように表現していますが、これが正解というわけではなく、

あくまで一つの例としてこういうカテゴリ分けの考え方もある、

と理解いただき、カテゴリごとの理解を深めていただくことに役立てば嬉しいです。

 

仕事が理解できると仕事が楽しくなります!

ぜひぜひ我々と一緒にエンジニアスキルを高めて世界平和に貢献していきましょう。

GMOあおぞらで参加できるスキルアッププログラムを紹介します(エンジニア向け)

 

こんにちは、テクノロジー&プロセシンググループのかわしんです。

最近ゴルフにハマっているのですが全然うまくなる気配がないのが最近の悩みです。(最高スコア130 (^o^)/)

 

そんなことはさておき、今回は当社における
スキルアップや知識獲得のためのプログラムを紹介したいと思います。

わたしは当社に入社して9か月程度なのですが、
よくスキルアップのための勉強会や資格取得の補助イベントの連絡が届きます。
(希望すればだれでも参加可)

なので今回は、
今までどのようなスキルアップのプログラムがあったかまとめようと思います。

 

※常に募集のあるプログラムではありません、あくまで一例になります。

一覧

 

  • GMOグループ会社主催の様々な勉強会
  • 銀行業務勉強会
  • REDCTF by 金融ISAC
  • PMBOK勉強会
  • AWS Certified Solutions Architect バウチャー
  • GCP 特別トレーニングプログラム

 

振り返ってみると、1年足らずでもけっこうプログラムがありますね。

少しだけ具体的に説明します。

GMOグループ会社主催の様々な勉強会

当社はGMOグループの一員ということもあり、
GMOグループ内で主催する勉強会の通知が頻繁に届きます。
今見てみても月に2回くらいはイベントが開催されているようです。

connpassというIT勉強会支援プラットフォームの
「GMOインターネットグループ」のグループには一般の方でも参加可能なイベントが
定期的に公開されているので興味がある方は参加されてみてはいかがでしょうか。
(当社も開催しているのでぜひ参加してください!)

銀行業務勉強会

エンジニアといえど銀行マンということで銀行の基本的な知識は必要です。
当社には銀行での業務は初めてという社員もいれば逆にキャリアのすべて、
もしくはほとんどが銀行業という心強い社員もいます。

なので、そのような銀行を知り尽くした社員から
経験の浅い社員に対して定期的に勉強会を開いています。

かくいうわたしも銀行は初だったので銀行業務にキャッチアップするために参考になりました。

REDCTF by 金融ISAC

金融機関に属しているエンジニアの方であればご存じの方も多くいると思いますが、
実は多くの金融機関は金融ISACという一般社団法人の会員となっています。

www.f-isac.jp

この法人の目的としては、以下の引用の通りで日々、
金融機関で発生したインシデントや脆弱性情報を連携するための橋渡し役を担っています。

日本の金融機関の間でサイバーセキュリティに関する情報の共有・分析、及び安全性の向上のための協働活動を行い、金融サービス利用者の安心・安全を継続的に確保することを目的としています

こちらの機関は「サイバークエスト」などの取り組みで有名ですが、
そのほかにもCTFの形式でサイバーセキュリティーに関する高難度の問題を
出題することで金融系エンジニアのリテラシーを高めてくれています。

 

PMBOK勉強会

PMBOK勉強会については、こちらの記事で紹介しています。

gmo-aozora.hatenablog.com

 

AWS Certified Solutions Architect バウチャー

タイトルの通りですが、AWSのソリューションアーキテクトのアソシエイトを半額で受験できるバウチャーがもらえました。

当時は研修期間ということもあり、
わたしもこのバウチャーを使い半額でアソシエイトを取得することができました。

ソリューションアーキテクトをとるまではクラウド全然わからないマンでしたが、
無事にちょっとわかるマンになることができました。

 

GCP 特別トレーニングプログラム

つい最近お誘いがきていました。
こちらはけっこう豪華なプログラムでGCPの営業からGoogle Cloudのカルチャーや
ビジョンを共有するイベントや、Couseraの専門講座コースが無料になったり、
なんと資格試験の受験費用も無料(Professional含め)になる
ようです!

プログラム参加するか絶賛迷い中です。

まとめ

以上、今回は当社のエンジニアが参加できるスキルアッププログラムを紹介しました。

エンジニアというと、コーディングや設計といった技術的な内容ばかり気になってしまいがちですが、
やはり技術者といえど事業内容への理解の深さやサイバーセキュリティなど幅の広い知識が必要なのではないでしょうか。

わたしもつよいエンジニアになれるようにプログラムに参加していこうと思います。

 

少しでも当社に興味を持った方がいれば
ぜひ下記リンクから採用ページを見てみてください!

gmo-aozora.com

テックファースト銀行の内製開発の進め方を紹介します

 

こんにちは、かわしんです。

最近暑くなってきたので家ではお蕎麦ばっかり食べています。

 

さて、今回は当社の内製開発の進め方について紹介したいと思います。
一般的な金融機関のおけるシステム開発では、要件定義のみ自社で行い、実際の開発はSIerに任せ、マネジメントが主な業務というパターンが多いのではないかと思います。

ですが当社の場合、こちら のページにも記載している通り、「らしくない銀行」として多くの機能の開発を自社で行っています。

もちろん、自社メンバーだけでは手が回らないので数社の協力会社に協力してもらっていますが、それでも銀行員がシステムを内製しているというのはなかなかユニークではないでしょうか。

①開発対象の決定

まずは何を開発するかを決めます。

開発対象の分類は大きく分けて2つに分けられます。

  • 新規商品・新規機能
  • 社内からの改修要望、不備改修

当社はまだまだベンチャーの銀行ですので、お客様がより便利に当社を使って頂けるように早く新しい機能や商品を追加することがシステム部門の命題でしょう。

しかし一方で、社内にも内製で作ったシステムやSaaS(SalesForceなど)のシステムが数多くあり、これらシステムを使用している事務部門などの要望を吸い上げ、より使いやすく、生産性を上げることも重要です。
(例:情報検索が遅いから早くしてほしい、お客様からこんな不満が上がっているからシステム的に対応したい等)

この2つの課題に対して、限られたリソースの中でどのタスクが緊急度が高いかを毎月話し合い、開発対象の優先度を決定します。

②開発手法

開発対象が決まったら次はそれをどのように開発しているかです。

開発手法にはウォーターフォールやアジャイル、ハイブリッド型モデルなど多くの手法がありますが、当社では基本的にはウォーターフォール型を採用しています。
(プロジェクトによってアジャイル的に検証を繰り返して進めるケースもありますが)

理由としてはシンプルで、当社は金融機関という特性上、安全性・安定性を最優先にバグを最小限に抑えるためです。

③開発管理の方法

開発時のタスクの管理は、ATLASSIAN社の JIRA でチケットを作成し運用しています。

 

コード管理レポジトリとしては GitLab
仕様書などのドキュメントの管理にはSVN(subversion)を使用しています。

当社のチケット作成においてはタスクの種類に応じたチケットを作成するようになっており、例えば以下のような名称になっています。

  • ACP(受付)
  • ITR(システムへのリクエスト)
  • PBM(問題・障害)
  • DEV(開発)
  • REL(リリース)

ユーザーから要望が挙がるとACPが作成され、その要望が対応すべき課題だと承認されると要望の内容に応じてITRやPBMになり、開発が必要であればそれらがDEVチケットに紐づけられ、本番環境へのリリースが必要であればRELチケットとITRやPBMが紐づけられるといった具合になります。
(文章だけだとわかりづらいかも・・)

そのため、開発のほとんどはJIRA上で進捗を管理する形になっています。

④進捗確認

チケットで各タスクの管理ができても、定期的な進捗確認は欠かせません。

そのため、週に1度は定例会議(オンサイト or オンライン)を行っています。

自社エンジニアと協力会社のメンバーで各タスクの進捗状況、課題を共有しタスクがチケットの予定通りに進んでいるか確認します。

一般的なシステム開発会社との違い

当社では、上記のような形で開発を進めています。
まとめてみて思いましたが、開発の進め方としては一般的な開発会社と大きな違いはないかと思います。
ですが、決定的に開発会社と違いがあるのは、当社の場合は当社のメンバーとして要件定義の段階からビジネスサイドと関わることができ、アイディアを出しより良い形にしていくことができるという点だと思います。

また、開発するだけでなく、一度リリースをしたら安定稼働のため自社で運用を続ける必要もあります。

まとめ

当社はテックファースト銀行を目指しているというだけあり、開発プロセスは安全性を担保しながらもスピードを意識して日々開発しています。

ベンチャーの銀行でビジネスサイドも含めシステム開発に携わることができるのは当社ぐらい?と思っていますので興味があればぜひエントリー頂ければと思います!

GMOあおぞらネット銀行のオフィスを紹介します!

みなさんこんにちは。GMOあおぞらネット銀行 人事のいしーです!

今回はGMOあおぞらネット銀行のオフィスや社内の雰囲気をご紹介したいと思います。

 

2019年12月に現在のフクラスオフィスへ移転しました。(それまではセルリアンタワーや渋谷マークシティにオフィスを構えて引越し2回目です)

 

当社では、お客さまへ最高のサービスを作り続けるために働く環境づくりにも積極的に取り組んでいます。

部署や年齢、社歴など関係なく、フラットな組織で、メンバー一人ひとりがアイディアを活発に生み出せる空間となるように工夫しています。

 

【GMOあおぞらネット銀行のオフィス環境】

◆フリーアドレス◆ 

当社では一部の業務を除きフリーアドレスとしています。しかもオフィスの全ての座席にはモニターが完備!

コミュニケーションの活性化が図れるだけでなく、毎日違った景色でリフレッシュすることができ、働きやすい環境を整えています。

 

◆集中ブース・ワークポッド◆

集中ブース  ワークポッド

業務効率アップのため半個室席を用意。集中できると人気のスペースです。

ワークポッドでは電話ボックスのような1人用のワークスペースで集中してオンライン会議や商談に使用しています。

 

◆リフレッシュエリア・多目的エリア◆

リフレッシュエリア  多目的エリア

 

クッションソファやローテーブル、ハンモックなどがあるリフレッシュエリア。気分転換だけでなく、それぞれのスタイルでミーティングをしていることもしばしば。

多目的エリアのテーブルは業務時間中MTGテーブルとして、業務時間外は卓球台に早変わり!実はまだ1回しか卓球大会ができていないので、いつかGMOあおぞらネット銀行杯を開催したいと思います!

 

◆デジタルサイネージ◆

デジタルサイネージ

社内の情報やニュースがオフィスの出入り口で確認できるようになっています。社内の情報共有や、会話のきっかけにも!

 

◆福利厚生◆

シナジーカフェ GMO Yours・フクラス

「シナジーカフェ GMO Yours・フクラス」は働く仲間が気軽に集まり交流を図ることのできる、コミュニケーションスペースとなっています。

食事やドリンク、パン、お菓子などをすべて無料で利用できます。

春はお花見、夏は夏祭りなどグループ内のコミュニケーションを活性化するためのイベントも定期的に開催しています。

また、毎週金曜の夜にはバーに変身し、生ビールや日本酒、ワイン、カクテル等のお酒と食事を無料で提供しています。

 

◆そのほか働く環境について◆

オフィス用・リモートワーク用の端末2台を貸与しています。

また、VSCode、さくらエディタなど好きなエディタが使えるようになっています。

銀行という特殊な業態のため、セキュリティレベルは高く少し不便…と感じてしまうこともありますが、まだまだ発展途上の当社。今後も働きやすい環境整備を続けています。

今後人事の投稿からは働き方や人事制度、採用イベントのお知らせなども発信していきたいと思いますのでぜひ今後もご覧ください♪

 

☟GMOあおぞらネット銀行の採用情報はこちらから☟

gmo-aozora.com

人を動かす議事録

■はじめに

みなさん、こんにちは。

GMOあおぞらネット銀行 エバンジェリストのきよごん (@fishing_kiyogon) | Twitter です。

 

 

みなさん、「議事録」って書いたことありますか?

結構大変じゃないですか?書くのにも時間かかるし、こんだけ時間かけたのに誰も見てくれない・・・

みたいな経験をしたことはないでしょうか。

また、「これって何のための会議だったんだっけ・・・」とか、議事録見ても何のために会議をしていたのかがわからない、なんてことを感じたことはありませんか?

 

今回は、私が今まで経験したことをもとに、上記課題を解決するための「人を動かす議事録」についてブログを書いてみます。

 

■会議/議事録が成すべき成果について

会議中/会議後に作成される議事録には、大きく2つの意味があります。

1)会議後の行動(アクション)を変えること

2)会議中に話し合ったことの認識にずれがないことを確認すること

 

つまり議事録がないと、2つのリスクを内包した状態となります。

 

・アクションが変わらないリスク

・関係者の認識にズレがある異なったアクションを行うリスク

 

まあ、私の経験上、だいたい、2割位は、ズレが生じています。

担当者、期限、内容などなどですね。

 

確かに、音声レコーダーで書き起こしするような、昭和スタイルの議事録を取るのは

非常に面倒で、議事録を残さない会議も多いかもしれません。

 

そこで、この記事では、「シンプルに」「誰でも」議事録を書ける手法をお伝えします。

議事録を残さない会議なんて、本当に時間がもったいないです。

皆さん率先して議事録を残すように意識しましょう。

 

■シンプルな議事録の書き方

Wordで議事録書くのは止めて、テキストにする

(どの環境でも見れる/編集できる/無駄な装飾に時間をかけずに済む)

・敬語不要(さん付けくらいはしたほうが書きやすいかも)

・項目は、

 ・必須:決定事項/todo/継続課題

 ・オプション:情報共有/その他

 

ーーーーーーーーーーーフォーマットーーーーーーーーーーーー

■目的:XXXXXXXする/YYYYYYYする

Agenda:ファイルもしくはWiki等のURL

■参加者:XXXさん、YYYさん、ZZZさん

■前回までのtodo会議の最初に確認すると漏れがないのでオススメ(JIRAリンクでもok

AAAAA 6/30 XXXさん done

BBBBB 6/15 YYYさん Processing

■情報共有: ※会議の外で決まった情報の共有

■決定事項: ※本会議で決まった事項

todo本会議で決まったタスク。誰がいつまでに何をするか。

■継続課題: ※本会議で解決できなかった課題(誰が何をするかが曖昧なタスクもこちらに入れる。)

■その他:  ※上記に当てはまらないが共有しておくと関係者のアクションが変わりそうなもの

ーーーーーーーーーフォーマットここまでーーーーーーーーーー

 何が書いてあるんだろう、何を意図しているんだろう、という議事録大変多いと思います。

「上記にカテゴリに分別する」を意識して、議事録を書いてみてください。

 

大事なのは、会議の目的に沿わない内容はばっさり切り捨てることです。

 1)会議後の行動(アクション)を変えること

 2)会議中に話し合ったことの認識にずれがないことを確認すること

この目的を意識して、ばっさり切り捨てちゃってください。

だいたいメモした内容が1/3くらいになるようなイメージです。

 

 

■議事録記述の進行方法

1)会議の主催者は、会議の目的を明確にする 

 会議の目的とは以下のようなものです。

 ・ブレストして案を出す 

 ・ブレストした結果から実施する案を決定する 

 ・課題を解決をするための案出し&どの案でいくのかを決定する 

 ・タスクを明確化し、担当者/期限を決める

 

2)会議の主催者は、議事録担当者を明確にする

 

3)議事録担当者は、話し合われた内容をメモしながら、

「情報共有」「決定事項」「todo」「継続課題」「その他」

に分別する。(分別は、会議後でもよい)

 

4)議事録担当者は、議事録として会議メンバーに共有し、決定事項/Todoなどに認識違いがないかを確認する。(この時点で、Todoの中で担当者/期限が決まっていないものがあれば、メンバーに聞いて追記してもよい)

 

5)議事録担当者は、自分の記載内容が誤っていることを許容する。議事録は、一人で書くものではなく、会議メンバー全体で責任を負うもの。会議メンバーは認識違いがあれば指摘する。

 

■終わりに

以上です。いきなり全部を書くのは難しいかもしれませんが、

 

「決定事項」「todo」「継続課題」 この3つだけを意識して、議事録を記載してみましょう。

 

これがいわゆる会議の「ゴール」です。

 

「ゴール」を意識して会議をすることで、「ゴール」に近づくための会議ができるようになります。

 

「効率的な会議運営」、「人を動かせる議事録」を実現できるようになり、人類の進化と世界平和に貢献しましょう!

 

10時間耐久 基本情報勉強会のお知らせ【無料】

みなさん、こんにちは。

GMOあおぞらネット銀行 エバンジェリストのきよごん (@fishing_kiyogon) | Twitter です。

 

少し変わった勉強会をオンライン/オフライン(物理的な会議室)で同時に【無料で】10時間耐久で開催します!(ちゃんと休みは取りますw)

 

さらに、オフライン参加の方には、お弁当を用意します! 無料です・・・やったぁ。

ただしコロナ対策として、上限15名まで、飲食中以外はマスク着用をお願いします!

 

「なぜ基本情報技術者試験なのか?」「実務ではどう生きるのか?」など、

「基本情報技術者試験の本質的な意味」にフォーカスを当てて、基本情報技術者試験向けの勉強会を実施します。

試験に受かっただけで実務経験がないよ〜みたいな人もお話聞いていただけると役に立つ部分があるかもしれませんので、お気軽にご参加ください。

 

■こんな人に参加いただきたいです

・基本情報技術者試験の勉強をしようと思っている人/したいと思っている人

・基本情報技術者試験の資格が、実務経験でどう生きるのかを知りたい人

・自社サービス企業で開発者として働きたいと思ってる人

 

■日時 6/11(土)、6/25(土) 9:30-19:30

2回とも同じ内容ですのでいずれかにご参加ください。(2回同じ話を聞くと理解は深まるので、2回とも参加しても問題ありません)

・また、動画を録画して公開する予定です。

・遅刻、早退、中抜け、問題ありませんのでご自由にどうぞ。

 

■場所(物理) 大崎第一区民集会所(第6集会室) 西五反田3-6-3 五反田/目黒 徒歩10分  先着15名です。

20220611 10時間耐久基本情報勉強会

10時間耐久 基本情報勉強会のお知らせ【無料】 - connpass

20220625 10時間耐久基本情報勉強会

10時間耐久 基本情報勉強会のお知らせ【無料】 - connpass

 

■場所(論理) Zoom Webinarに、事前に申し込みをお願いします(氏名はハンドルネームで構いません)

20220611 10時間耐久基本情報勉強会 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_QT9QLPhWS_6JinL6coDZfA

20220625 10時間耐久基本情報勉強会 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_tEFRm2p8S1KpudwmejLclQ

 

■準備が必要なもの(必須ではないがあったほうがよい)

・キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和04年 (2,310円)

 

■話す人

きよごん@GMOあおぞらネット銀行 エバンジェリスト https://twitter.com/fishing_kiyogon

Makoto SaitoGMOあおぞらネット銀行 エバンジェリスト https://twitter.com/ganb_m_saito

 

Agenda/Schedule

時間

概要

詳細

9:30-10:20

なぜ基本情報技術者試験?

・なぜ基本情報技術者試験なの?

・なぜ基本情報技術者試験ではこんな勉強が必要なの?

・実務ではどのように生きるの?

・実務ってなに?(一般的な会社の組織について説明)

10:30-11:20

基本情報技術者試験の全体像

・どんなことを勉強するの?

・どんなことが理解できればいいの?

11:30-12:20

基本情報技術者試験のつまづきやすい問題解説①

 

12:30-13:20

お休み

 

13:30-14:20

基本情報技術者試験のつまづきやすい問題解説②

 

14:30-15:20

基本情報技術者試験のつまづきやすい問題解説③

 

15:30-16:20

基本情報技術者試験のつまづきやすい問題解説④

 

16:30-17:20

基本情報技術者試験のつまづきやすい問題解説⑤

 

17:30-18:20

最近のモダンシステムのアーキテクチャ説明

・マイクロサービスアーキテクチャ、API

・当社Sunabarの簡単なご紹介

APIの実演 ※Postmanを使って開発環境のAPIをコールしてみる

18:30-19:30

まとめ&質疑応答

・今日学んだことのざっくりまとめ

・試験問題に関する質疑応答

・キャリアに関する質疑応答

 

みなさまお気軽にご参加ください。

 

もし気になること等ございましたら、きよごん or Makotoさんまで、お問い合わせください。

 

 

 

PMBOK勉強会を行いました。

 

こんにちは、テクノロジー&プロセシングチームのかわしんです。

最近チームに配属されたのですがさっそく触ったことのない言語やサービスばかりで
絶賛ビビり中です(^O^)

さて、今回は当社でのプロジェクトマネジメント力向上のための取り組みを紹介します。

当社では若手エンジニアを対象に、プロジェクトマネジメント(以下、PM)を学ぶため、定期的にPMBOK勉強会を開催しています。

 

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PMBOKとは

PMBOKとは、Project Management Body of Knowledgeの略で、

「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド」という意味になります。

1987年にアメリカの非営利団体PMIが「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」というガイドブックを発表してから徐々に知られるようになり、今ではPMの世界標準として世界各国に浸透しているそうです。

世界中のPM関係者がプロジェクトを成功に導くための重要なエッセンスをまとめており、Amazonで評価を見ても納得の評価です。

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勉強会の様子

当社もこちらのガイドを元に勉強会をしており、数人のチームで数ページずつ要約〜発表をし、発表に対してディスカッションをしています。

勉強会の対象はPMの実務経験が少ない若手エンジニアのため、プロジェクトを一参加者という目線でなく、マネジメントという新鮮な視点で捉えることができます。

例えば、マネジメント視点のほんの一例ですが、

 

・プロジェクトを円滑に進めるためにどのような観点に注目する必要があるのか

・プロジェクトの潜在的な課題はどのように発見するか

・メンバーのモチベーションはどのように把握し維持するのか

 

などプロジェクトの作業者目線では注目しなかった観点からプロジェクトを観察します。

若手エンジニアの中でディスカッションをし、ディスカッションの中で分からないことや答えが出ないときは、PMやアーキテクトの経験が豊富な田中さん(この会はリモート参加・・・)から意見をもらうこともできます。

 

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PMBOKを通して学べる事

PMBOKの内容を少し紹介すると、以下のようなことが学べます。

  • 価値実現システム

プロジェクトで実現する「価値」とは

組織のガバナンスは価値実現システムをどのように支えるか

プロジェクトを支える職務にはどんな職務があるか

プロジェクトと価値の実現に影響を与える内外の要因とは

プロダクトマネジメントの考慮事項

 

  • プロジェクトマネジメントの12の原理原則

勤勉で、敬意を払い、面倒見の良いスチュワードであること

協働的なプロジェクトチーム環境を構築すること

ステークホルダーと効果的にかかわること

価値に焦点を当てること

システムの相互作用を認識し、評価し、対応すること

リーダーシップを示すこと

状況に基づいてテーラリングすること

プロセスと成果物に品質を組み込むこと

複雑さに対処すること

リスク対応を最適化すること

適応力と回復力を持つこと

想定した将来の状態を達成するために変革できるようにすること

 

その他にも、テーラリングの方法、データ収集・見積りで使える方法などPMで使える要素が盛りだくさんです。

 

実はPMBOKは第6版から最新の7版にかけて内容が大きく刷新されているのですが、
内容の要約や変更された背景に関しては以下の記事などを参照ください。

and-engineer.com

勉強会方式にすることのメリット

PMBOKガイドは400ページ弱あるので、勉強会ベースで進めるのは時間がかかります。ですが、勉強会方式にする事で以下のメリットがあると感じました。

 

  • 一人で読むのに比べてモチベーションを維持しやすい
  • 発表資料作成のため、細部までガイドの意図を理解しようとする
  • ディスカッションにより自分にない視点を得られる

 

また、ガイドの中にはPM経験がないとなかなか理解が難しい表現や用語が出てくるため、一人では理解の幅が狭まってしまうので勉強会として経験豊富なエンジニアに参加してもらうことも必要だと思います。

まとめ

プロジェクトマネジメントは今まで未経験だったため、プロジェクトをどのように観察し、マネジメントすればよいか分かりませんでした。

ですが、一連の勉強会を通してプロジェクトの構成要素やテーラリング方法、プロジェクトでよく使われる手法といった知識を獲得できたため、PMの入門くらいはできたかと思います。

プロジェクトで困難なことがあったらまた振り返って読みたいと思います。

 

今回は以上です。お読み頂きありがとうございました!