人を動かす議事録

■はじめに

みなさん、こんにちは。

GMOあおぞらネット銀行 エバンジェリストのきよごん (@fishing_kiyogon) | Twitter です。

 

 

みなさん、「議事録」って書いたことありますか?

結構大変じゃないですか?書くのにも時間かかるし、こんだけ時間かけたのに誰も見てくれない・・・

みたいな経験をしたことはないでしょうか。

また、「これって何のための会議だったんだっけ・・・」とか、議事録見ても何のために会議をしていたのかがわからない、なんてことを感じたことはありませんか?

 

今回は、私が今まで経験したことをもとに、上記課題を解決するための「人を動かす議事録」についてブログを書いてみます。

 

■会議/議事録が成すべき成果について

会議中/会議後に作成される議事録には、大きく2つの意味があります。

1)会議後の行動(アクション)を変えること

2)会議中に話し合ったことの認識にずれがないことを確認すること

 

つまり議事録がないと、2つのリスクを内包した状態となります。

 

・アクションが変わらないリスク

・関係者の認識にズレがある異なったアクションを行うリスク

 

まあ、私の経験上、だいたい、2割位は、ズレが生じています。

担当者、期限、内容などなどですね。

 

確かに、音声レコーダーで書き起こしするような、昭和スタイルの議事録を取るのは

非常に面倒で、議事録を残さない会議も多いかもしれません。

 

そこで、この記事では、「シンプルに」「誰でも」議事録を書ける手法をお伝えします。

議事録を残さない会議なんて、本当に時間がもったいないです。

皆さん率先して議事録を残すように意識しましょう。

 

■シンプルな議事録の書き方

Wordで議事録書くのは止めて、テキストにする

(どの環境でも見れる/編集できる/無駄な装飾に時間をかけずに済む)

・敬語不要(さん付けくらいはしたほうが書きやすいかも)

・項目は、

 ・必須:決定事項/todo/継続課題

 ・オプション:情報共有/その他

 

ーーーーーーーーーーーフォーマットーーーーーーーーーーーー

■目的:XXXXXXXする/YYYYYYYする

Agenda:ファイルもしくはWiki等のURL

■参加者:XXXさん、YYYさん、ZZZさん

■前回までのtodo会議の最初に確認すると漏れがないのでオススメ(JIRAリンクでもok

AAAAA 6/30 XXXさん done

BBBBB 6/15 YYYさん Processing

■情報共有: ※会議の外で決まった情報の共有

■決定事項: ※本会議で決まった事項

todo本会議で決まったタスク。誰がいつまでに何をするか。

■継続課題: ※本会議で解決できなかった課題(誰が何をするかが曖昧なタスクもこちらに入れる。)

■その他:  ※上記に当てはまらないが共有しておくと関係者のアクションが変わりそうなもの

ーーーーーーーーーフォーマットここまでーーーーーーーーーー

 何が書いてあるんだろう、何を意図しているんだろう、という議事録大変多いと思います。

「上記にカテゴリに分別する」を意識して、議事録を書いてみてください。

 

大事なのは、会議の目的に沿わない内容はばっさり切り捨てることです。

 1)会議後の行動(アクション)を変えること

 2)会議中に話し合ったことの認識にずれがないことを確認すること

この目的を意識して、ばっさり切り捨てちゃってください。

だいたいメモした内容が1/3くらいになるようなイメージです。

 

 

■議事録記述の進行方法

1)会議の主催者は、会議の目的を明確にする 

 会議の目的とは以下のようなものです。

 ・ブレストして案を出す 

 ・ブレストした結果から実施する案を決定する 

 ・課題を解決をするための案出し&どの案でいくのかを決定する 

 ・タスクを明確化し、担当者/期限を決める

 

2)会議の主催者は、議事録担当者を明確にする

 

3)議事録担当者は、話し合われた内容をメモしながら、

「情報共有」「決定事項」「todo」「継続課題」「その他」

に分別する。(分別は、会議後でもよい)

 

4)議事録担当者は、議事録として会議メンバーに共有し、決定事項/Todoなどに認識違いがないかを確認する。(この時点で、Todoの中で担当者/期限が決まっていないものがあれば、メンバーに聞いて追記してもよい)

 

5)議事録担当者は、自分の記載内容が誤っていることを許容する。議事録は、一人で書くものではなく、会議メンバー全体で責任を負うもの。会議メンバーは認識違いがあれば指摘する。

 

■終わりに

以上です。いきなり全部を書くのは難しいかもしれませんが、

 

「決定事項」「todo」「継続課題」 この3つだけを意識して、議事録を記載してみましょう。

 

これがいわゆる会議の「ゴール」です。

 

「ゴール」を意識して会議をすることで、「ゴール」に近づくための会議ができるようになります。

 

「効率的な会議運営」、「人を動かせる議事録」を実現できるようになり、人類の進化と世界平和に貢献しましょう!