Google Professional Cloud Developerを受けてみた【合格体験談】

みなさんこんにちは、エバンジェリスト3号機です!
前回、Google Cloud 認定資格について、ご紹介させていただきました。

今回は、Google Cloud 認定資格を受験してまいりましたので、受験体験記として書かせていただきます。

Google Professional Cloud Developer

私のこれまでの経験値(前提条件)

・Web系のプログラマを10年程度経験
・Google Cloud 上で「サーバレスアーキテクチャ」を自身で採用し、サービスの立ち上げ・運用をしたことがある。
・Dockerを使用した開発を「個人的に」触ったことがある。
・Microsoft Azure のSaaS/PaaSに業務で触れたことがある。
・AWSは個人的に触れたことがある。

何を受けるか?

AWS資格を年内に取ろうとしていたこともあり、Google Cloud資格受験1回分の補助が会社から出るということと、経験値としてAWSよりGoogle Cloudの方が少しだけ高かったのもあり、ちょうどよいタイミングだし受験してみよう。という感じです。

今までの経験を踏まえると Google Professional Cloud DeveloperProfessional Cloud Architect のどちらかになるのですが、せっかくなんで「より開発実務に近い方を取ろう!」ということで、 Google Professional Cloud Developer を選択しました。

申込み

Google Cloud認定資格の受験申し込みは、Webassessor というサイトに登録し、目的の資格を選んで申込をします。

Webassessor

登録後、改めて受験する資格を選択します。
すると「オンサイト監視」「遠隔監視」の選択肢が出てきますので、受験するシーンを選択してください。

受験場所の選択

オンサイト監視:街中の試験センターで受験する
遠隔監視:自宅など、自分で場所を選択して受験する

遠隔監視については、さまざまなブログで体験記を書かれている方がおりますので詳細は割愛しますが、拝見する限りかなり面倒な感じに受け取れました。試験前に英語で試験官とコミュニケーションを取る必要があるとなると、それこそ試験どころじゃなくなりそうなこと、また自宅はどうしても集中しきれないと判断し、私は「オンサイト監視」を選択しました。

勉強方法

実はあまり大きな声で胸張って言えるようなことはやってません…
・ひたすらCourseraの動画を見て、Qwiklabsをひたすら解く(1周)
・Google Cloud認定資格サイトにある模擬試験を解く(2周)
・Udemy で購入した模擬試験(全129問)を解く(1周)

Coursera

Courseraだけで20時間近く使った気がします…
とにかく動画については「何か他の作業で手を動かしながら観る。使うのは目だけ」程度に抑えることがおススメです。これは一通りの試験範囲を知る。という意味では有効で、観るのも1周で十分だと思います。再生速度は2倍にして、どうしても理解に苦しんだところだけを見直していました。

ただ、Coursera上にある説明動画の言語は全て英語で、字幕表示で日本語対応されているものと英語だけのものに分かれているため、とにかく速度2倍で字幕だけを追う目が必要です。ちなみに私の英語ヒアリング能力は、先ほどの遠隔監視を見ていただければわかると思いますが、中学生以下だと思ってください…ですので、耳は使えなかったのです。

Qwiklabs は提示されたコマンドを順番にコピペしていけば終わるものですが、コマンドが何をしているものなのか?を理解しながらやることをおススメします。言語も3言語(Java/Python/Node.js)ありますが、得意な言語のものだけを選択すれば良いです。やっていることの中身は全て同じです。ただ教材によっては、Node.jsのみ提供。だったりもしますので、Node.jsを知っている方の方が若干入りやすいかもしれません。
また、Qwiklabsは実際にGoogle Cloud上に環境をビルドしていくため、待ち時間が多く発生し、1つのQwiklabsで1時間以上費やすものもあります。Qwiklabsを行うときには、あらかじめ時間には余裕を持っておいた方が良いです。

私が受けたCourseraは、以下の6つです。
※最後の Cloud Run だけ英語のみの提供です。
www.coursera.org

www.coursera.org

www.coursera.org

www.coursera.org

www.coursera.org

www.coursera.org

模擬試験

私は、Udemyの模擬試験を購入し、50問 x2回(前日)、29問 x1回(当日朝、試験会場へ向かう途中)それぞれ実施しました。最初の2回は、正答率50%も満たず、最後の29問も60%に満たない状態でした。

結局、試験会場に入るギリギリまで模擬試験の見直しをしてました。

模擬試験でとにかく大事なのは、解いた後の振り返り
・解説が付いていれば、解説を理解すること。
・解説がなければ、自分で調べて理解すること。
これが一番重要です。

注意点として、Udemyと別のサイトでそれぞれ模擬試験を1つずつ購入することはおススメしません。名前が違うだけで同じ問題だった。ということがあるようです。

また解説が全く付いていない模擬試験もあるため、口コミなどを参考にご購入ください。

模擬試験は、本番とほぼ同じ出題形式ですので、最低1回は解いておくと安心感が高まります。

当日必要なもの

以下のものを当日忘れないようにしてください。
遠隔監視にはないデメリット

オンサイト監視で求められるもの

・受験申込時のメールを印刷して受付で提示する。
・顔写真付き身分証 + クレジットカード、社員証、保険証など、最低2点

・荷物は全てロッカーへ。持ち込めるものは、顔写真付き身分証のみ

試験中

試験戦略として、以下の考えを持って、とにかくメンタルコントロールに徹してました。何があっても焦らずに落ち着いて、全問正解である必要は全くないので。

Google Professional Cloud Developer は、2時間 60問 70%以上の正答率(42問正解) が合格条件。つまり18問は間違えられる。18問を適当に答えても1/4は正解できると仮定して4問を差し引くと、12問は間違えられる。試験中は、見直しマークを付けられるため、この見直しマーク=回答が怪しい。としてマークを付け、この見直しマークを12個以下にすることを目標に試験を解いていきました。
最終的には、マーク付きを10個以下に絞り込んで、ちょうど2時間を使い切った形になりました。絞り込む判断は、ほぼ2択に絞り込んで、最後は腹を括る感じです(え!?)。ここで12個に絞り込めなかったら不合格確定ですし、絞り込んだ結果不合格だったとしても、それはもう勉強不足として割り切るしかない。そう思ってました。

試験結果

会場での合否確認

試験が終わると、アンケートを求められます(任意)
アンケート後、しれっと合否が書いてあります。小さく記載されていたため、全く気づきませんでした。
合否の下に以下の記載があり

Google Cloud は、利用規約の遵守を含め、試験記録を評価します。
Google Cloud が試験結果を確認するには 7~10 日ほどかかります。

不合格で試験結果を確認する必要ないよね?と思い、よく見たら「合格」の文字が!
でも文字が小さすぎて、会場を出た後も「見間違えてた?」と思うほどに、疑心暗鬼になってました。

Webassessorでの合否確認

Webassessorからも合否確認ができました。
ここで改めて確認し、スクショを取るなりすればよいでしょう

Webassessor結果スクリーンショット

認定

実際は2日経過後に、Google Cloud Certified Notices から連絡が来ました。

認定通知メール


認定後、グッズの受け取りなど、さまざまな特典が付いてきます。
詳細は認定連絡いただいたメールに記載されていますので、問題はないかと思います。
私はGoogle Cloudパーカーを注文しました。米国発送のため、到着までに時間がかかるようです。

最後に

模擬試験がボロボロだったのに合格できたのは、試験会場入りする直前まで模擬試験結果の見直しをしていた「あきらめの悪さ」だと思います。模擬試験を受けていなかったら、確実に落ちていたと思います。それだけ模擬試験を受けておくことは非常に大事です。

この勉強方法はあまり参考になるものではないかもしれませんが、少しでも参考になってもらえると嬉しいです。

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