ネット銀行のテックブログを立ち上げてからの苦労と学び

明けましておめでとうございます。クラウドフロントTのかわしんです。

早いものでもう2023年ですね、2022年は暗いニュースが多かったので今年は明るいニュースが溢れる年になるといいですね!(>人<)

さて今年も本テックブログを頑張るということで、今回は当ブログを立ち上げた2022年4月から今までの8ヶ月間に行ってきた取組みを振り返ろうと思います。

テックブログの始まりについて

まず、なぜ当社がテックブログを始めたのか、ですが簡潔にいうと以下の2点です。

・「銀行らしくない銀行」を目指す当社の取組みを知ってもらいたい。
・No1テクノロジーバンクを目指すのであれば技術的取組みを発信する必要があると考えたから。

前者の「銀行らしくない銀行」に関してですが、社員の立場からいうのもあれですが、当社は他社に負けないくらいユニークな特徴があるかと思います。

プロダクトにおいては、freee株式会社との提携により、法人登記前に法人口座の申込が可能になった、設立前法人口座開設申込機能や、当社の中長期戦略の柱である組込型金融サービスや、無料の銀行APIサンドボックス「sunabar」などがあります。


またカルチャーにおいても内製開発ができ、社員間の関係性のフラットさという
「銀行らしくなさ」があります。


後者の「技術的取組みを発信する必要がある」ですが、エンジニアが成長するためにはアウトプットが必要だと言われています。
発信できるほどの知識を得て、情報を整理し手を動かすことで技術力やできることが広がるためです。

上記の観点から、No1テクノロジーバンクを謳う当社は業界をリードするくらいアウトプットをすべきではと考えたのが2つ目の理由です。
現状、なかなか技術的な発信ができていないのでこちらは2023年に頑張っていきたいポイントです。

また、おまけに堅いイメージのある金融業界を少しでも良いイメージにしたいというのも少し考えています。笑
(「金融SE」とググるだけできつい、つらいという候補が出てくる始末。。)

苦労したこと

ここからは、ブログを始めて苦労したことを紹介していきます。

ネタがなく更新ができない

ネタ問題はブログ開始前から懸念はしていましたが、やはり一番の問題はこれです。
当ブログは2週間に1本のペースでの更新を目標としていますが、2週間に1本でも技術や自社に関する新しいネタを毎回見つけるというのはとても難しいです。
もちろん、雑記のようなテーマであれば可能かもしれませんが、テーマが決まっている企業ブログとなると実現可能な更新頻度を立ち上げ時にしっかり決めておくべきかと思います。

執筆者が少ない

執筆者が少ないというのも間違いなく苦労するポイントです。
当ブログは当初、執筆者が2、3人しかいなかったのですが、ひとりふたりが休んだりドタキャンするだけで更新が止まります。
メインで執筆を担当する人だけでなく、ネタを持っていそうな人・協力してくれそうな人に極力声をかけ部署全体で執筆者を募集するのが理想的です。

記事執筆が後回しになる

社内でテックブログを行なっていることは周知されているものの、やはり業務時間中は本業の優先順位が高く、どうしてもブログは後回しになってしまいました。
結果的に、ネタがあっても更新が明日、また明日、更には来週になるという悪循環にハマってしまいました。。

↓結果、本当にこちらの記事の通りだと実感しました。。
note.com

工夫したこと

ここからは、上記の苦労から工夫したことを紹介していきます。

複数部署で集まったチームを作る

ネタ会議を行ったり、執筆者探しを協力してくれるチームを作るとだいぶブログの更新が楽になります。
チームも同じ部署でなく複数の部署から集まったチームにすると、繁忙期をフォローしあったり、自分の知らない情報を知っていたりしてネタ発掘が捗ります。

スケジュールを組む(当たり前ですが)

次の2、3回分や理想をいえば2ヶ月先くらいまでスケジュールを組むとブログの管理者も執筆者も余裕が生まれて幸せです。
スケジュールを組まず、更新のタイミングごとに記事を書く。というやり方だと間違いなく詰みます。(経験談)

定期的にネタ会議をする

ネタ会議は是非しましょう。自分では出てこないアイデアも出ますし、真面目な業務の最中に、
「こんなネタはどう?w」「それいいねw」みたいなたわいもない会話をすることで負担になりがちなブログも楽しく更新できるようになります。

振り返りを行う

定期的に振り返りを行うと、更新してきた記事の閲覧数や人気の記事の傾向を把握でき、新しい記事をより良いものにすることができます。
また、ただ闇雲に更新していると、「何のためにやってるんだっけ」という思考になりがちですが、苦労して更新してきた足跡を確認するとせっかくここまで継続してきたんだからこれからも頑張ろうという気持ちになります。

まとめ

今回は、テックブログを立ち上げてからの苦労と工夫をご紹介しました。
立ち上げ当初は少ない人数で運営を行なっており、更新が滞ってしまった時期もあり苦労しましたが、
ブログを立ち上げたことで普段業務で関わらない人やブログの人として覚えてもらえるなど良いこともたくさんありました。

以上、テックブログの開設を考えている方や運営している方の参考になれば幸いです!