最近バズワードになっているリスキリング

こんにちは!GMOあおぞらネット銀行 UXリーダー兼エンジニアのはっしーです。
今回は最近注目されているリスキリングについて、その中でも非エンジニアからエンジニアへのリスキリングについてのお話です。

最初に少し当社の取り組みについてご紹介ですが、銀行APIや組込型金融(エンベデッド・ファイナンス)を発展させる取り組みのひとつとして、エンジニアスクール向けに特別講義を提供しています。

  • フィンテックって?最近のフィンテック事情について
  • 銀行もテクノロジー活かしてます!
  • 銀行APIってどういうもの?
  • 銀行APIを使ってみよう!(APIのサンドボックス環境)
  • 銀行APIを使ったアプリケーションを実際に開発してみよう!


ちなみに、講義ではAPIのサンドボックス環境を使用しており、APIを使って実際にお金を動かすことも体験可能です。

銀行APIのサンドボックス環境があるのは当社だけ!
(※2022年11月時点)
gmo-aozora.com


Ms.Engineerさんの特別講義を通じて

先日、Ms.Engineerという女性のためのエンジニアスクールで講義を実施したので、その時の話をしたいと思います。


Ms.Engineerさんでは、エンジニアの基礎となる部分を学ぶスターターと呼ばれる4週間のコースを経て、3ヶ月間の濃密なBootCampというコース設計になっており、我々はBootCampのカリキュラムの中の1週間を使って、フィンテックの講義を担当しました。

スケジュールは、このとおり。

  • 1日目:フィンテックや銀行APIについて(座学)
  • 2日目:APIを使った簡単なアプリケーションの開発のハンズオン
  • 3日目〜:チームに別れてオリジナルアプリケーションの開発
  • 5日目:アプリケーションについてプレゼン


生徒さんの中には、そもそもネット銀行というもの自体に馴染みがない方もいらっしゃいましたし、銀行APIを使ってアプリケーションを開発をするのも当然初めて。
3日目以降はどういうアプリケーションを作るか?という企画からスタートし、各自でおのおの開発してもらうというエンジニアの自分にとってもなかなかハードな課題だったので、どういう結果になるのか正直不安でした。



結論から言うと、不安視していた自分が恥ずかしくなりました(笑)
みなさんの熱意がすごいのなんの!

非常に面白いアイデアがたくさん出てきましたし、開発は苦戦しながらも最終日にはきっちり仕上げられていました。
4日目の夜の時点で進捗率は40%くらいかなぁってチームもありましたが、全チームちゃんとしたアプリケーションが完成していて、なにより、UXについてもちゃんと考えたものが出てきて、最後のプレゼン大会は感動しまくりでした。

最後のプレゼンで優秀賞を受賞したプロダクトのテーマ


生徒のみなさんは社会人経験がある方たちでしたので、前職で培われた知識や経験を活かして課題定義を行い、それをエンジニアのスキルで解決する、といういわゆる”プロダクトを作れるエンジニア”に成長されていたのが印象的でした。まさにリスキリングの本質ですね。

生徒さんの成長っぷりにも感動し、また、単にプログラミングだけを教えるのではなく、ビジネスに貢献できるエンジニア(いま、まさに求められているエンジニア像!)を育てるというMs.Engineerさんの方針が素晴らしいなと思った1週間でした。

ms-engineer.jp


エンジニアへのリスキリング

テックブログというこの枠の中で、非エンジニアの人に向けたメッセージを送ったところで届くかどうかわかりませんが、ITは当たり前!DXも当たり前!という時代にはエンジニアスキルは絶対必要だと思います!

ビジネスも作れる、システムも作れる、、、そんな全方位的なフルスタックエンジニアって最強ですよ!!

ということで、そろそろリスキリングしてみませんか?
そして、当社はプロダクトを作れるエンジニアを広く求めてます!
gmo-aozora.com


講義に一緒に取り組んだ当社CTO矢上のインタビュー記事です。
note.com


Ms.EngineerのCEOやまざきひとみさんと、当社執行役員 小野沢にリスキリングについて語ってもらった際の対談記事です。
gmo-aozora.com