システム関連の資格はコスパを重視せよ!

みなさんこんにちは、GMOあおぞらネット銀行 エバンジェリストのきよごんです。

 

資格。みなさま、資格持ってますか?意味あると思っていますか?資格取りたいですか?

資格は、いろんな立場の人から批評され、twitterではよく、必要/不要論の戦いが起こっていますね。

 

というわけで、今回は、「システム関連の資格」のコスパについて、私なりの結論を導き出してみようと思います。


■なんのために資格を取るのか。

資格を取る目的は主に3つ。

1)今の仕事で有利になる(業務効率面&営業面)
2)今後の仕事で有利になる(就職/転職活動)
3)資格手当がもらえる

で、私が考える4番目の目的は、
「資格試験を受ける時間自体が、勉強になり、脳の活性化につながる→仕事ができるようになる」です。

学生の頃は定期的に試験があってそのたびに「時間制限のある中で頭を使わざるを得ない」状況を経験できていました。
でも社会人になって時間制限あるってあまりないですし、なんなら残業して時間を延ばして仕事を片付けてしまいますよね。

実は「時間制限の中で脳みそをフル回転させること」が脳にいい影響を与えているんじゃないか、
というのが私の中の仮説ですし、私自身はそれを体感できてると思ってます。

ぜひ、落ちる/受かるとか関係なく、資格試験を受ける回数を増やしてみてください!
きっと将来に渡って役に立つ脳みそが出来上がると思います。


■資格は、コスパで考えよう。

システム関係の資格ってたくさんあるんですよね、
国家資格のIPA関係の資格(基本情報とか応用情報)、プログラミング系の資格(JAVAとか)、ネットワークベンダの資格(Ciscoとか)、データベースベンダの資格(Oracleとか)、OS(MCPとかLPICとか)、クラウド(AWS)とか・・・・。

まあ、twitterとかでよく見るのは、AWS系の資格が多いですよね〜。
確かにすぐ役に立つかもしれないでお勧めではあります。

ですが、私は、IPAの資格を推奨してます。

理由は以下です。
・コストが安い(1回7500円)
・国家資格なので資格は一生モノになるし、実務でも一生役に立つ
・ITコンサルなどの上流工程で役に立つため、結果として賃金の向上につながる。

 

 

現在のシステム開発プロジェクトがうまくいかない理由は上流工程にあり、
上流工程をしっかりこなせる人の数は少ないんです。
なので、上流工程が出来る人は価値が高く、賃金が高い仕事につきやすい。

ぜひ、みなさんには開発内容を理解した上で上流工程(要件定義、基本設計)を行えるような人材になっていただき、うまくいかないシステム開発プロジェクトの救世主となって欲しいんです!

 

■具体的にどうすればよいか

これは、基本情報技術者試験対策として実施した勉強会

10時間耐久 基本情報勉強会のお知らせ【無料】 - GMOあおぞらネット銀行テック&カルチャーブログ

の中でも説明したんですが、
具体的にどのような資格を取っていくべきかを明示します。


①IPA:基本情報技術者

②IPA:応用情報

③IPA:システムアーキテクト、プロマネなどの論文試験
 or
銀行業務検定や中小企業診断士などの数十文字程度の回答が必要になる試験


なぜか??

資格試験というのは、実務に直接使える勉強をするのもいいですが、
ちょっと現場を離れて俯瞰した目線を持ち、仕事の全体像を把握するのに役立つからです。

IPAの基本情報技術者試験は、ハードウェアの中身の話から、ネットワーク、データベース、セキュリティ、関連法律、財務と、システム開発に関わる基礎情報がまさにてんこ盛り状態です。
普通に仕事してたら関わらないかもしれない領域のことをきちんと学ぶことができる、という点で、
基本情報技術者という資格はほんとに優秀です。

 

さらに、IPAの応用情報技術者試験は、基本情報の難易度を上げた試験で、
広範囲な知識に加えて、問題文を読む力/分析する力/それをもとにアウトプットする力/加えてそれらを制限時間内に実施する力、が問われ、この試験に合格した人は、一定以上の力を持つ、と評価して間違いないでしょう。

私の過去の採用経験からしても、基本情報/応用情報の資格を持ってる人を採用して
大きな間違いだったことはないです。
頭の良さをアピールできるという意味でも、とても優秀な資格だと思います。

 

さて、基本情報、応用情報に加えて、とても重要な資格があります。
それが、数十文字以上の回答を求められる資格です。

 

近年のコロナ起因に拠るリモートワークの増加によって、
SlackやTeams等のチャットによるコミュニケーションが当たり前になっています。

みなさんも感じたことがあると思いますが、チャットのコミュニケーションって、
人によって相当なレベル差があるんですよね。
相手が何を求めているかを考えた上で、キャッチボールの回数を最小限にするためのチャットを行う、って
高いスキルなんです。

 

このベースとなり得るのが、数十文字以上の回答を求められる資格です。
IPA試験の延長線上であれば、システムアーキテクトやプロジェクトマネージャがオススメですし、
私が知ってる試験だと、銀行業務検定2級以上、中小企業診断士、証券アナリストなどの、数十文字以上の回答が求められる試験をオススメします。


■まとめ
・高単価を得られる仕事(プロマネやITコンサル)を行うことを意識して、
・上流工程(要件定義や基本設計)で一生役に立つスキルを学べる、
・広範囲な知識を必要とする基本情報/応用情報、
・数十文字以上の回答が求められる試験(プロマネやシステムアーキテクト等)の資格を取得しましょう!

 

そして、140文字以内にまとめる必要のあるTwitterでアウトプットすることもオススメしてます!

 

毎日楽しみながらTwitterも活用してスキルアップしていきましょう!